1951年に自衛隊の前身である警察予備隊への納入を目的に、
トヨタ・ジープBJ型として生産が開始された。
残念ながら、政治的な思惑から、ノックダウン生産の
三菱ジープが採用された。
しかし、当時のジープ製造メーカーであるウイリス・オーバーランド社からのクレームから
54年にランドクルーザーと名称を改めた4輪駆動の万能車。
自衛隊への採用はなかったが、東京電力などの電力会社や
営林署、山間部の建設会社、パトロールカーには採用され、
その性能、特に耐久性は高い評価を得た。
大排気量エンジンをセールスポイントに、世界最強のクロカン4WDとしてアメリカを中心に海外でも高い評価を得た。
また、オーストラリアの鉱山での大活躍はランクルの耐久性を証明した。
長い期間鉱山内部で活躍しボディーはサビだらけになっても、エンジンや駆動系は全く問題ないことが
オーストラリアでの信頼を得ることになった。
さらに、オーストラリアのように道路の舗装状況が悪い国では、
ヤワなサスペンションの車では対応できないのでランクルは大変人気がある。
70年代初頭のラインナップは大型トラック用の水冷直6OHV3878ccのF型ガソリンエンジンを搭載したFJ40系では、
ベーシックなFJ40、メタルトップ版のFJ40V、ロングホイールベース版のFJ43、
さら長いホイールべースに4ドアバンボディを載せたFJ55Vの4種だった。
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74年にはFJ55Vを除く3車に直4OHV2977ccのB型ディーゼルエンジンをを積んだBJ40/BJ40V/BJ43も加わる。
77年にはガソリンユニットが4230ccの2F型に替えられ、型式名称はFJ41/FJ41V/FJ44/FJ56となる。
79年にはディーゼルユニットも3.2リッターの2B型に換装され、型式名はBJ41/BJ41V/BJ44となった。
80年にはFJ56Vがボディを一新、2F型ガソリンに加えて3.2リッターの2B型および
新登場の3.4リッターの3B型の2種のディーゼルユニットも搭載されるようになり、型式名称もFJ60/BJ60系に変わった。


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ランクルの地位を確立した60系は今でも根強い人気を誇り、きれいにレストアした60も
多く存在する。
60系は1989年10月、商用車登録のバンモデルと乗用車登録のワゴンモデルの80系へとバトンタッチした。
全長5m弱×全幅1.9mとさらに大型化した車体には、
バンにはそれぞれ135/165psを発生するNA/ターボ付の直列6気筒SOHCディーゼル、
そしてワゴンには155psまでパワーアップした4リットル直列6気筒OHVガソリンが搭載された。
またこのモデルから、リジッドアクスルを吊るスプリングがリーフからコイルに変更され乗り心地も格段に改善された。
上級モデルにはセンターデフ付のフルタイム4WDシステムが採用された。
平成バブル景気前後には、デートカーとしてはBMWと並んで人気があった。
92年には、ガソリンエンジンが215psを発生する新開発の直列6気筒DOHC24バルブに換装される。
特に、中近東をはじめとする自然環境の厳しい地域では、そのパフォーマンスと信頼性が高い評価を受け、
レンジローバーと並んでオフロード4WDの王者の座を二分するとまでいわれた。
1998年、後継の100系にあとを譲ってカタログから消えた。
しかし、今でもこの60系のランドクルーザーは人気があり、
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ランクルの通称で親しまれるランドクルーザーの80系の後継として、
1998年にフルモデルチェンジを受けて100系が登場。
高級車としても認められたが、
クロカン性能も高く、日本道路公団の黄色い高速道路パトロールカーにも
よく見られた。
100系の5ドアのワゴンボディは、頑丈なセパレートフレームを有した衝突安全ボディGOA技術を採用しつつ
寸法面で少し大型化したが、樹脂製オーバーフェンダーを廃した分を室内寸法拡大に活かした。
ガソリンのワゴンは3列シート配置の8人乗りでセルシオに並ぶ高級車の典型であった。
一方ディーゼルエンジンはクロカン派に人気があり5人乗りのバン登録であった。
ワゴン用に新開発されたエンジンは初のV8、DOHC32バルブ4663ccガソリンの2UZ-FE型235ps。
油圧車高調整機構AHCとスカイフックTEMSとを合わせた新開発システムを、VXリミテッドのオプションとして採用した。
1998年、アメリカのレクサスの日本版として
最上級グレードがシグナスの名でデビュー。
2007年9月に200系へと発展した。


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地球上でいちばん贅沢なクルマでありたい」というキャッチコピーの通り、ランクルは世界で最も贅沢なクルマかも知れません。
パリダカでも証明されている真のオフローダーとして、耐久性、走破性は世界の最高峰。
堅牢なフレームと伸びる足回り。世界100カ国以上の国々で、生産累計650万台を誇ります。
行きたいときに、行きたいところへ行き、そして帰ってこれるクルマであることという、
ランクルの不変のテーマは他のクルマでは絶対にマネできないものです。


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